FX取引で「損切り」はなぜ重要なの?
「損切り」は適切に実施しないと安定して利益をだせないので、とても重要です。
どのように「損切り」すればいいの?
「損切り」の目安、タイミング、方法を理解すれば、初心者でも大丈夫。しっかり勉強しよう。
FXで安全に稼ぐための損切りの目的と重要性は?
FXで安全に稼ぐためには、損切りは非常に重要な戦略です。
損切りとは、ポジションを解消して損失を確定すること。
損切りの目的と重要性について解説します。
「損切り」の目的は、損失を最小限にとどめることです。
市場は予測不可能で、正確な予測は難しいです。
感情的にポジションを保持すると損失が膨らむ可能性が高まります。
感情的な判断を避け、リスクを最小限に抑えるために「損切り」必要不可欠です。
あらかじめ損失がいくらでたら損切りするルールを決めておくことが重要です。
損切りを早めに実行することで、感情が取引に影響を与えることを防げます。
すべての取引で利益を出すことは困難であり、長期的な利益を得るために「損切り」は不可欠です。
FXで安全に稼ぐための損切り目安は?
FX損切りの目安 リスクリワード比率
FX取引における損切り幅の目安は、トレードスタイルやリスク許容度によって異なりますが、以下のポイントを考慮すると良いですね。
リスクリワード比率は、損失が1に対して利益が2になるようにトレードすることが理想です。
例えば、利益が40pipsなら損切りは20pips、利益が100pipsなら損切りは50pipsといった具体的な数値を設定します。
FX損切りの目安 トレードスタイルに応じた幅
トレードスタイルは、数秒単位の短期取引から1年から数年かけた長期取引まで、いろいろあります。
各トレードスタイルに応じた、「損切り幅」の設定が必要です。
- スキャルピング(数秒から数分)では数pips程度の利益を狙う ⇒利益幅は10pips未満、損切り幅も5pips程度を目安に設定。
- デイトレード(数時間から1日)では数十pips~100pips程度の利益を狙う ⇒利益幅は100pips未満、損切り幅も50pips程度を目安に設定。
- スイングトレード(数日から数週間)では数十pips~数百pips程度の利益を狙う ⇒利益幅は200pips未満、損切り幅も100pips程度を目安に設定。
- 長期トレード(1年から数年)では基本的にスワップポイント狙いのトレード ⇒為替差益によるポジション決済はほとんどない。すぐに決済にならないように、利幅も損切り幅も大きく設定。
損切り幅は資金管理とトレードスタイルに合わせて選び、リスクを最小限に抑えるために重要です。
FX損切り目安 サポートラインとレジスタンスライン
FX取引において、損切りタイミングは重要です。
損切りの基準は、サポートラインとレジスタンスラインを少し超えた時点。
サポートラインとレジスタンスラインを理解し、適切なポイントで損切りしましょう。
但し、「騙し」には注意が必要です。
「騙し」とは、一旦ラインを超えたとしても、今まで通りの相場へとまた戻ること。
トレンドが変わるのかを見極めるには、サポートラインとレジスタンスラインのあまりにも近傍に損切りラインを置くのは避けましょう。
FX損切り目安 直近値動き
直近の値動きを確認して、その日のチャートに合わせて損切りの値幅を決めましょう。
なぜなら、為替相場の動きは日々異なるためです。
例えば、レンジ損場の場合、サポートラインとレジスタンスラインを大きく動くのか、小さく動くのかにより、損切り幅を決めます。
FXで安全に稼ぐための損切り方法は?
ストップ注文(逆指値注文)
ストップ注文(逆指値注文)は、FX取引において現在のレートよりも不利な方向にレートが動くことを想定して、約定させる価格を指定する注文方法です。
通常の指値注文とは異なり、価格が下落したら売り、価格が上昇したら買う注文です。
主にリスク管理のために利用され、以下のような使い方があります。
- 損切り注文:
- 保有ポジションに対して価格が反対方向へ動いた際、許容できる損失額を超えた場合に自動的に損切りを行います。
- 売りの損切り決済注文では現在よりも安い価格、買いの損切り決済注文では現在よりも高い価格を指定します。
- 利益確定注文:
- 利益を確定させる場面でも使えます。
- 例えば、相場が上昇している状況で、さらなる利益を狙いつつリスクを抑えるために、現在のレートよりも不利な価格でストップ注文を発注します。
ストップ注文(逆指値注文)は、リスク管理や利益確定のために効果的に活用できる注文方法です。
OCO注文
OCO注文は、FX取引において非常に便利な注文方法です。
“One Cancels the Other”(一方が他方をキャンセルする)の頭文字を取ったもので、2つの注文を同時に出しておき、どちらか一方の注文が成立したらもう一方の注文はキャンセルされる仕組みです。
具体的な使い方としては、以下の2つのケースがあります。
- 新規注文:
- 現在のレートが100円で、「99円に下がったら買注文を出したいけれど、101円に上がったら売注文を出したい」と考えた場合、OCO注文を活用できます。
- 99円になったら買注文、101円になったら売注文が出され、成立しなかった方の注文はキャンセルされます。
- 決済注文:
- 例えば100円で買注文を出してポジションを保有しているとします。
- 「今後レートが101円に上がったら売って利益を確定させたいが、99円に下がったら売って損切りしたい」といった場合に、OCO注文を活用してこのような2つの注文を同時に出すことができます。
- 決済注文でOCO注文を使う際は、ストップ注文の成立時にスリッページが発生する可能性に注意が必要です。
OCO注文はリスク管理に役立ち、感情的な判断を避けるために重要です。
スリッページにも注意しながら、効果的に活用しましょう。
まとめ
FXで安全に稼ぐためには、「損切り」はとても重要な手法です。
マイルールをしっかり決めて、感情に流されず、ストップ注文(逆指値注文)とOCO注文などをうまく活用して、長期で利益を上げられるようにしましょう!
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